オーストラリアのように、日本でも子どもたちにSNSを禁止すべきか
オーストラリアが世界で初めて子どものSNS利用を禁止しましたが、我が国ではどうか。エビデンスに基づいて、その是非を語りました。
駒崎弘樹
2024.12.01
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スマートフォンやSNSは、現代社会で欠かせないツールとなりました。しかし、その一方で、これらが「デジタルドラッグ」としての側面を持つことに警鐘を鳴らす識者も少なくありません。この「デジタルドラッグ」という言葉は、スマートフォンやSNSが脳内の報酬系を刺激し、中毒性を持つ性質を強調しています。実際、ベストセラー「スマホ脳」の著者、スウェーデンの精神科医アンデシュ・ハンセン氏や東北大学の川島隆太教授の研究は、これらの「デジタルドラッグ」が子どもの脳や精神に与える深刻な影響を示唆しています。
では、日本においてもSNSをはじめとする「デジタルドラッグ」に対する規制を導入すべきなのでしょうか。本稿では、この問題について考察します。
【デジタルドラッグの中毒性と脳への影響】
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続きは、2323文字あります。
- 【デジタルドラッグが引き起こす社会的・精神的問題】
- 【 日本における規制の必要】
- 【規制の課題と解決策】
- 【結論: デジタルドラッグから子どもたちを守るために】
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