私が「日本人」でなくなる日 ―参政党に捧げるニーメラーの詩
躍進が予想される参政党への警鐘
駒崎弘樹
2025.07.12
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ナチス・ドイツに抵抗した牧師、マルティン・ニーメラーは、有名な詩を残している。
『彼らが最初共産主義者を攻撃したとき』
ナチスが共産主義者を連れさったとき、私は何もしなかった。私は共産主義者ではなかったから。
次に彼らが社会主義者を連れて行ったとき、私は何もしなかった。私は社会主義者ではなかったから。
次に彼らが労働組合員を連れて行ったとき、私は何もしなかった。私は労働組合員ではなかったから。
次に彼らがユダヤ人を連れて行ったとき、私は何もしなかった。私はユダヤ人ではなかったから。
そして彼らが私を連れて行ったとき、私を助ける人は誰も残っていなかった。