AIが東大理三合格。じゃあ東大行く意味ってなに?

AIが日本最高峰の大学に合格した今、大学入試の意味ってなんなんだっけ?っていうことを改めて。
駒崎弘樹 2025.04.06
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最近、「AIが東大理三の合格ラインを突破した」というニュースを聞いて、思わず考え込んだ。

「東大って、結局何の意味があるんだっけ?」

AIがすでに東大合格レベルの知識と問題解決力を獲得しているとしたら、人間が必死に勉強して東大に入ることの価値はどこにある?

というかそもそも、知識と解法をひたすら暗記して、試験会場で一人黙々とペンを動かす、という状況って、そもそも社会に出てから本当にある?

いや、ないでしょ。

冷静に考えてほしい。

会社でも、病院でも、役所でも、僕たちはいつもチームで動いている。未知の問題が次々降りかかる中で、その場でコミュニケーションを取り合いながら、互いの強みを活かして課題を解決している。暗記して一人で答えを出すという状況なんて、むしろ社会の現場から隔絶されたフィクションに近い。

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【未来の入試】

それならば、入試もリアルに近づけるべきじゃないだろうか?

僕が考える新しい入試は、こんな感じだ。

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続きは、1682文字あります。
  • 【ありうる反論】
  • 【大学が遺物になる前に】

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