日本でも「政府効率化省は必要」か?
トランプ政権が誕生し、起業家のイーロン・マスク氏が「政府効率省」の長になるそうで、日本でもマスク待望論が語られていますが、果たしてマスク氏のようなアプローチは可能なのでしょうか?
駒崎弘樹
2024.11.16
読者限定
トランプ政権が誕生し、起業家のイーロン・マスク氏が「政府効率省」(Department of Government Efficency)の長に就任することが報道されています。*1
マスク氏は政府予算のほぼ3分の1に当たる少なくとも2兆ドル(約310兆円)を、一気に連邦政府の支出から減らすよう求めているとのこと。*2
ちなみにこれは省と訳されていますが政府機関ではなく、諮問委員会だとトランプ大統領は述べているので、どの程度の権限を有するのかは不透明です。
こうした報道を受けて、日本のSNS上でも「日本にこそ必要だ!!」「日本の政府の無駄をイーロン・マスクに削ってもらおう!」等の声が出されています。
政府というと鈍重で肥大していて、いかにも無駄に溢れている、というイメージが一般的には持たれがちです。しかし、実際はどうなのでしょうか?